【レビュー】ウズラの卵用に自動孵化器を買ってみた(1年経過編 その4)

室内(ケージ)飼いについてです。室内飼いをする時の注意点をいくつか話したいと思います。

ケージの選び方
ウズラを室内飼いする際、どのような容器に入れて飼育するのが良いのかについてですが、オススメはウサギ用のケージです。サイズはいろいろありますが、ウズラにストレスを与えないよう可能な限り大きめのケージを選んでください。高さもあるほうがジャンプしたときのケガ防止にもなります。


飼育数については、並ウズラであれば1つのケージに1〜2羽が適しています。1つのケージに入れるのは番(つがい)のペアか、最大でもオス1羽にメス2羽程度にしてください。1つのケージで複数羽を飼う際は、相性が悪いと毎日ケンカすることもあります。ケンカをすると流血騒ぎにもなるので、ペアリングがうまくいかないとそれぞれ分けて飼育しないといけません。

衝突防止対策
ウズラは大きな音などしたときなどに、驚いて羽ばたく習性があります。勢いをつけて飛んだとき天井に頭をぶつけることも珍しくありません。ですから、天井には衝突したときのショックとケガ防止のためにプチプチ(気泡緩衝材)のようなクッションを貼り付けておきましょう。


飛ぶ回数が多いようであれば羽切り(クリッピング)もしておいたほうがよいです。ただし、羽切りをしても脚力でジャンプしたら40〜50センチはジャンプするので、ショックを和らげる程度の効果しか得られません。

敷材
敷材は、キッチンペーパーやペットシーツを使っている人が多いようです。ペットシーツは消臭効果があり、オシッコや糞の臭い防止にもなるのでオススメです。チモシーのような牧草を敷いたりするのもよいでしょう。砂浴びができるよう砂場を作るとウズラはよろこびますが、ケージの外に砂が飛び散るので覚悟してください。

隠れ家・巣箱の準備
メスの産卵場として、ケージ内に隠れ家として巣箱を設置するとウズラのストレス解消になります。隠れ家はなくても産卵しますが、ウズラはストレスを感じます。我が家ではチモシー製の巣箱を使っていますが、木製のほうが掃除は便利だと思います。


UVライトの設置
毎日、日光浴ができる環境であれば必要ありませんが、できない場合は爬虫類用のUVライトをケージの近くに置いてください。ウズラはほぼ毎日卵を産むので、カルシウム摂取が欠かせません。UVライトを当てることで、ビタミンDが産生され、カルシウムを吸収してくれます。カルシウムが不足すると軟卵や脱肛(総排泄腔脱)を引き起こしやすくなります。


なお、ビタミンDの産生に必要なUV-B波はガラスを透過できないので、日光浴をさせるときは窓越しではなく、直射日光が当たるよう屋外に出してください。場所は日陰でも構いません。屋外に出す際は、猫やカラスのような天敵にはくれぐれも注意しましょう。

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